ポーズ [アート]
私が創っている女性像のポーズには,
技術的に大きな制約があります。
通常,粘土で創られた彫刻は,型を取って石膏やブロンズにするので,
中に木の芯を入れて作られます。
私の作品は焼き物なので,粘土そのものが作品であり,
中に異物を入れることはできません。
芯がないと,粘土は軟らかいので変形してしまい,
立像を作ることがとても難しいのです。
どんなに美しいと思っても,
バレリーナが片足を高く上げているようなポーズは,まず不可能です。
そのような制約があっても,
私は粘土を「焼く」ということにこだわっていきたいと思っています。
制約の中で,自分が美しいと思うポーズを創っていきたいと思います。
また,無理だと思っていたポーズができるよう,
自分の技術を少しでも進歩させたいと思っています。
焼成前の作品。
技術的に大きな制約があります。
通常,粘土で創られた彫刻は,型を取って石膏やブロンズにするので,
中に木の芯を入れて作られます。
私の作品は焼き物なので,粘土そのものが作品であり,
中に異物を入れることはできません。
芯がないと,粘土は軟らかいので変形してしまい,
立像を作ることがとても難しいのです。
どんなに美しいと思っても,
バレリーナが片足を高く上げているようなポーズは,まず不可能です。
そのような制約があっても,
私は粘土を「焼く」ということにこだわっていきたいと思っています。
制約の中で,自分が美しいと思うポーズを創っていきたいと思います。
また,無理だと思っていたポーズができるよう,
自分の技術を少しでも進歩させたいと思っています。
焼成前の作品。
チェーンソー [アート]
私の仕事の中で,私が最も不得意にしている道具は,
チェーンソーです。
チェーンソーが,キックバックして,
ザックリ,上半身や太腿を切ってしまったという友人が,数名います。
弱虫の私には,とにかく怖い!
しかし,薪窯を焚きたいなら,使わざるをえません。
アトリエ近くの道路工事現場で,赤松を分けてもらっている時,
プロのチェーンソー職人のおじさん方が,
困っている私に,いろいろなことを教えてくれました。
「姉ちゃん,どうしたんや?」(ボツボツ姉ちゃんという歳でもなくなりつつあるのですが)と,声を掛けて,
チョークの使い方,プラグの掃除の仕方,チェーンの研ぎ方などを教えてくれました。
窮すれば,道は通ず。
どうしてもやりたいことがあれば,
誰か彼か,手を差し伸べてくれるものだと思いました。
でも,チェーンソーは怖い。
初代,電動のチェーンソーです。
切れ味は良いのですが,コードリールに繋がなければならないのが不便。
二代目,オイルチェーンソー。
今はこちらを使っています。
チェーンソーです。
チェーンソーが,キックバックして,
ザックリ,上半身や太腿を切ってしまったという友人が,数名います。
弱虫の私には,とにかく怖い!
しかし,薪窯を焚きたいなら,使わざるをえません。
アトリエ近くの道路工事現場で,赤松を分けてもらっている時,
プロのチェーンソー職人のおじさん方が,
困っている私に,いろいろなことを教えてくれました。
「姉ちゃん,どうしたんや?」(ボツボツ姉ちゃんという歳でもなくなりつつあるのですが)と,声を掛けて,
チョークの使い方,プラグの掃除の仕方,チェーンの研ぎ方などを教えてくれました。
窮すれば,道は通ず。
どうしてもやりたいことがあれば,
誰か彼か,手を差し伸べてくれるものだと思いました。
でも,チェーンソーは怖い。
初代,電動のチェーンソーです。
切れ味は良いのですが,コードリールに繋がなければならないのが不便。
二代目,オイルチェーンソー。
今はこちらを使っています。
成形 [アート]
私の作品のほとんどは,現在女性像です。
作品展では,よく「どうやって作るのですか。」と聞かれます。
外から見ただけではわかりませんが,中は空洞になっています。
粘土が詰まったままでは,焼いた時に化学変化して出たガスのために
爆発してしまうからです。
まず,粘土を徐々に盛りながら,
粘土が詰まった状態で成形します。
その後,6つほどのパーツに切断します。
それをまた,縦に切断して中の粘土をくりぬきます。
厚みを約1.5~2cmに整えます。
それを再び接着・合体させます。
粘土が柔らか過ぎると形が崩れてしまうし,
乾燥して硬すぎると,うまく接着してくれません。
この切断→くりぬき→接着の作業が,
なかなかに難事業です。
生みの苦しみですね。
中の粘土のくりぬきが終わった状態。
再び,接着し終えたところです。
サインを入れて,成形は完了です。
この状態を保って,焼き上がってくれることを願うばかり。
作品展では,よく「どうやって作るのですか。」と聞かれます。
外から見ただけではわかりませんが,中は空洞になっています。
粘土が詰まったままでは,焼いた時に化学変化して出たガスのために
爆発してしまうからです。
まず,粘土を徐々に盛りながら,
粘土が詰まった状態で成形します。
その後,6つほどのパーツに切断します。
それをまた,縦に切断して中の粘土をくりぬきます。
厚みを約1.5~2cmに整えます。
それを再び接着・合体させます。
粘土が柔らか過ぎると形が崩れてしまうし,
乾燥して硬すぎると,うまく接着してくれません。
この切断→くりぬき→接着の作業が,
なかなかに難事業です。
生みの苦しみですね。
中の粘土のくりぬきが終わった状態。
再び,接着し終えたところです。
サインを入れて,成形は完了です。
この状態を保って,焼き上がってくれることを願うばかり。
パワー [アート]
個展2 [アート]
個展会場選びには,毎回神経をつかいます。
せっかくやるのであれば,沢山の方に見ていただきたい。
DMを送った方だけでなく,不特定多数の方が訪れそうな場所がいいです。
作品がデリケートなので,運搬には非常に気をつかいます。
アトリエから近い方が,搬入・搬出が楽です。
前回の個展会場は,大変雰囲気が良いことと,
アトリエから近くて便利だということで使いました。
ですが,交通機関のアクセスが悪くて,
来てくださった方から,ブーイング続出でした。
今回,申し込んでいた個展会場がOKになり,
来年夏の会場が決まりました。
一安心です。
前回の個展風景です。
会場で,自慢げに微笑む作品。
求めない
すると
なにを考えてるのだ
とひとは聞く
君は笑っていればいい!
(加島祥造)
せっかくやるのであれば,沢山の方に見ていただきたい。
DMを送った方だけでなく,不特定多数の方が訪れそうな場所がいいです。
作品がデリケートなので,運搬には非常に気をつかいます。
アトリエから近い方が,搬入・搬出が楽です。
前回の個展会場は,大変雰囲気が良いことと,
アトリエから近くて便利だということで使いました。
ですが,交通機関のアクセスが悪くて,
来てくださった方から,ブーイング続出でした。
今回,申し込んでいた個展会場がOKになり,
来年夏の会場が決まりました。
一安心です。
前回の個展風景です。
会場で,自慢げに微笑む作品。
求めない
すると
なにを考えてるのだ
とひとは聞く
君は笑っていればいい!
(加島祥造)
アトリエ [アート]
私が今使っているアトリエは,
以前は,東京のB女子大陶芸科の教授W氏のものでした。
その方が,急に亡くなって,
知人を通じて私が使用することになりました。
私が始めてアトリエに行った時には,
こたつの上に湯のみがあり,
テレビのメイン電源は入ったままで,
またすぐに来るつもりという気配が,ありありと漂っていました。
そのテレビもこたつも電子レンジも,
そして,陶芸材料も高価な陶芸の道具も一切合財,私が引き継ぎました。
私はW氏の陶芸の財産を,そっくり譲っていただいたのです。
本当にありがたいことでした。
窯は3基ありましたが,私の希望のものではなかったので,
そのうち2基を壊して,私好みの窯を作り直しました。
レンガは,元の窯のものを使って。
私はW氏に直接お会いしたことがありません。
ですが,私の人生を変えた恩人の一人です。
アトリエにいると,W氏の善良な魂に包まれている気がします。
W氏が買った骨董。
庭で並んでいる,W氏と私の作品。
以前は,東京のB女子大陶芸科の教授W氏のものでした。
その方が,急に亡くなって,
知人を通じて私が使用することになりました。
私が始めてアトリエに行った時には,
こたつの上に湯のみがあり,
テレビのメイン電源は入ったままで,
またすぐに来るつもりという気配が,ありありと漂っていました。
そのテレビもこたつも電子レンジも,
そして,陶芸材料も高価な陶芸の道具も一切合財,私が引き継ぎました。
私はW氏の陶芸の財産を,そっくり譲っていただいたのです。
本当にありがたいことでした。
窯は3基ありましたが,私の希望のものではなかったので,
そのうち2基を壊して,私好みの窯を作り直しました。
レンガは,元の窯のものを使って。
私はW氏に直接お会いしたことがありません。
ですが,私の人生を変えた恩人の一人です。
アトリエにいると,W氏の善良な魂に包まれている気がします。
W氏が買った骨董。
庭で並んでいる,W氏と私の作品。
書 [アート]
私には,あまり趣味がないと,先日書きましたが,
趣味よりも,もう少し真剣に取り組んでいるものに,
書道があります。
作品展でも,陶芸作品だけでは壁面が空いてしまうので,
書の作品を展示します。
私の嗜好性から,
作品に「酒」や「酔」の字が多いことが特徴です。
幼稚園の頃から,ずっと続けているにも関わらず,
こちらは,師匠の力に依然遥か及ばず,
なかなか,満足の粋に達しません。
努力不足なのでしょう。
この夏は,もう一歩上達しようと,
毎日筆を取ることに挑戦しました。
しかし,書道は多分,スポーツやクラシックバレエなどと同じで,
一日休むと自分にわかり,二日サボると人にわかるという世界なのだと思います。
9月に入り,仕事が忙しくなって,
筆を持つ回数が減った途端に,
利き腕で書いていないような感覚がしています。
一筋縄ではいかぬ,芸事の世界よ。
先回の個展で,唯一お買い上げとなった作品です。
啼鳥笑花(ていちょうしょうか)・・・鳥は鳴き,花は笑っている。
アトリエの風情にぴったりなのです。
GReeeeNの歌が好きで,書いてみました。
あちらは,「キセキ」ですけど。
趣味よりも,もう少し真剣に取り組んでいるものに,
書道があります。
作品展でも,陶芸作品だけでは壁面が空いてしまうので,
書の作品を展示します。
私の嗜好性から,
作品に「酒」や「酔」の字が多いことが特徴です。
幼稚園の頃から,ずっと続けているにも関わらず,
こちらは,師匠の力に依然遥か及ばず,
なかなか,満足の粋に達しません。
努力不足なのでしょう。
この夏は,もう一歩上達しようと,
毎日筆を取ることに挑戦しました。
しかし,書道は多分,スポーツやクラシックバレエなどと同じで,
一日休むと自分にわかり,二日サボると人にわかるという世界なのだと思います。
9月に入り,仕事が忙しくなって,
筆を持つ回数が減った途端に,
利き腕で書いていないような感覚がしています。
一筋縄ではいかぬ,芸事の世界よ。
先回の個展で,唯一お買い上げとなった作品です。
啼鳥笑花(ていちょうしょうか)・・・鳥は鳴き,花は笑っている。
アトリエの風情にぴったりなのです。
GReeeeNの歌が好きで,書いてみました。
あちらは,「キセキ」ですけど。