蝉しぐれ

藤沢周平の「蝉しぐれ」を読みました。

この本は，アトリエにずっと置いてありました。
前の主，Wさんの蔵書です。

この物語の冒頭の一章が，
私の住んでいる地域の，中学校３年生の国語の教科書に載っています。
以前塾の講師をしていて，子どもに教えたことがあり，
面白いお話だなあと思いました。

でも，時代小説を読んだことがなくて，
何となく敷居が高くて，そのままになっていました。


意を決して読んでみたら，面白かったです！

海坂藩普請組藩士の養子，牧文四郎の成長や愛情が，
藩の権力抗争を絡めて描かれています。

文四郎は掛け値ない好青年で，剣の達人です。

親友，大和田逸平と島崎与ノ助との青春物語であり，
幼馴染みふくとの恋の物語であり，
ちゃんばら痛快時代劇でもあります。

特に，後半にいくに従って物語のスピード感が上がり，
引き付けられずにはいられません。

「とにかく面白い！」というのが，読後感です。

Wさんも，そんな感想を持たれたのだろうか・・・。
感慨深く思いました。


年配の男性らしく，蔵書には，
藤沢周平の他には池波正太郎などが多いです。
ぼちぼち読んでいきたいと思います。


アトリエの書棚。
Wさんのものと私のものが混じっています。


陶芸関係の古書もあります。


お子さんが遊びにみえた時に読まれたのでしょう。


私のことのようです。
是非読んでみたい。



蝉しぐれ (文春文庫) [文庫]
藤沢 周平

コメント 14

こんばんは
『蝉しぐれ』は題名だけ聞いたことがありますね。
私は活字に触れたのがつい最近ですから、
なかなか色んなジャンルの本にすそ野を広げる
ことができない状況でいます。この本は図書館で
借りてみようかな！？自分の見地が広がりそう＾＾/
by perseus (2010-10-26 03:36) 

藤沢周平は読んだことがないですが、
昔NHKでやっていた「腕に覚えあり」が大好きでした。
脚本になってしまうと大分違うのでしょうが、
とにかく面白かったです。
by tm0108 (2010-10-26 03:55) 

本がたくさんあっていいですね(￣▽￣)
陶芸関係の古書は、atsukoさんにピッタリじゃないですか～(≧∇≦)
by てんてん (2010-10-26 18:04) 

perseusさん，こんばんは。
思いの外読みやすいですよ。
お勧めです。
by atsuko (2010-10-26 19:58) 

tm0108さん，こんばんは。
私もそのドラマ，印象にあります。
NHKの時代劇，結構面白いですよね。
by atsuko (2010-10-26 20:01) 

てんてんさん，こんばんは。
てんてんさんは，私の年齢を，
絶対誤解していると思います！！
古書はピッタリしてませんよ～～。
by atsuko (2010-10-26 20:02) 

大きな木の絵本、なつかしいなあ。大学時代、児童文学研究会に入っていて、読みました。りんごの木なんですよね。中身は、単純ですが深いお話です。
by ＨＩＲＯＭＩ (2010-10-26 20:06) 

HIROMIさん，こんばんは。
思いやりのない男の子（男の人）で，
私はムカムカして読んだ記憶があります。
りんごの木，可哀想・・・。
でも，これが愛なのでしょうか。
by atsuko (2010-10-26 20:09) 

ご訪問ありがとうございます。
古い本、色々とお持ちですね。
by ほりけん (2010-10-26 20:48) 

ほりけんさん，こんばんは。
古い本は，前のアトリエの持ち主から，
譲り受けたものです。
ほりけんハンカチ，当選するかな・・・。
by atsuko (2010-10-26 21:13) 

うわぁ、古い本がいっぱい。
アトリエにお邪魔して読んでみたいです。
って、図書館ではないですね^^;
by 優花風音 (2010-10-27 00:10) 

優花風音さん，こんばんは。
私もなかなか読めずにいるんですよ。
ぼちぼち読んでいきたいと思っています。
by atsuko (2010-10-27 18:55) 

本との出会いも、大切なものですよね。
by WhiteWolf (2010-10-28 22:24) 

WhiteWolfさん，こんばんは。
本は楽しいです。
良い本と，これからも出会っていきたいです。
by atsuko (2010-10-28 22:32)